企業責任

登録衛生検査所

登録衛生検査所

イービーエス株式会社では、平成22年10月12日に下記の通り、広島市から「EBSセルフメディケーションリサーチラボ」の名称で衛生検査所の登録を受けました。 本衛生検査所においては、主に生活習慣病の一次予防に関連する検査項目の検査を、平成22年11月1日より開始いたしました。

  • 登録年月日 :平成22年10月12日
  • 登録番号 :第9470号
  • 名 称 :EBSセルフメディケーションリサーチラボ
  • 所在地 :広島県広島市安佐南区祇園3-26-3 イービーエス株式会社 広島本社内

検査工程

イービーエスの遺伝子検査サービスは、高付加価値の検査品質保証として、バーコード検体管理システムならびに 自動化解析システムを導入し、検査工程での人的ミスを防止し、検査精度を高めて、正確で信頼できる検査結果をお客様に提供することに全力を尽くします。

口腔粘膜の採取

  • 依頼者は、当社のバーコード化された採取専用キットを使用して口腔粘膜を採取します。
  • 依頼者は必ず同意書に必要事項を記入し承諾の署名をして、検体と同意書を返送します。
口腔粘膜の採取

検体受付

  • 検体受付専用スペースにて、検体が入った封筒を開封します。
  • バーコード検体管理システムを用いて、同意書にあるお客様情報を入力し、キットのバーコード検体情報をリンクさせます。
  • 検体*を検査項目ごとに分類して、検査室に移動します。
    *検査室へと送られる検体にはバーコードが付与されているのみで、分析者が検体提供者を知ることはできません。

検査の基本工程とサンプルの汚染予防

検査は以下の4つの工程から成りたっています。

  • DNA抽出
  • PCRのセットアップ
  • 遺伝子増幅
  • 検出

各工程は、検査室内の4つの完全に独立したスペースで行われ、 さらに作業の流れを一方通行にすることで、増幅産物等による 汚染の予防に努めています。 また、すべての検査台や検査器具は検査開始前に必ずDNAコンタミネーション除去剤により拭き取り、汚染を防止しています。

検査の基本工程とサンプルの汚染予防

DNA抽出

  • 各綿棒を、あらかじめリンクしておいた別のバーコード付き容器に人的に移します。
  • その後のDNA抽出工程は、バーコードスキャナーを搭載した全自動分注システムを用い、すべてのコンピュータ管理によって液体転送されるため、検体の位置情報は正確に識別できます。

DNA抽出液の保管

  • DNA抽出液は、検査の終了が確認できるまで4℃で保管されます。
  • 検査終了後のDNA抽出液は、-20℃で3ヶ月保管した後に処分します。
  • 保管期間の過ぎたDNA抽出液は医療廃棄物として廃棄されます。

PCRのセットアップおよび増幅

  • バーコード検体管理システムを用い、検体情報を 全自動分注システムに転送します。
  • ロボットにDNA抽出液、PCR試薬、PCRチューブをセットし、ロボット付属のバーコードスキャナーで検体情報を確認後、自動分注を行います。
    PCRのセットアップおよび増幅
  • 増幅には、高精度のサーマルサイクラーを複数使用します。

増幅産物の検出および解析

  • PCR増幅産物の検出には、大量処理が可能な 自動電気泳動装置を使用します。
  • 得られたデータを2名の独立した分析者が解析し、 結果の一致を確認したうえで検体管理システムに検査結果を入力します。
増幅産物の検出および解析

検査の品質管理

  • ネガティブエキストラクション
    DNA抽出工程には必ずネガティブコントロールをおき、抽出試薬、抽出操作が清潔であり汚染がないことを確認しています。
  • PCRネガティブコントロール
    PCRには必ずネガティブコントロールをおき、PCRのセットアップ、増幅工程での汚染がないことを確認しています。
  • PCRポジティブコントロール
    PCRが正しく実行されていることを保証するため、PCRには必ずポジティブコントロールをおきます

検査結果の報告

検査室から報告された検査結果が、検体提供者と連結され、検査結果が依頼者へ報告されます。

検査結果の送付

検査結果

質量分析型遺伝子検査装置

(アジェナバイオサイエンス社製 Mass ARRAY システム)
従来法とは異なるDNAの質量の違いを判別し、多項目同時検出による新しい測定方法を実現します。 これにより、短時間で精度の高い検査結果を得ることが可能となりました。

質量分析型遺伝子検査装置
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